本年は2025年問題として目標にしてきた年ですが、本格的な超高齢・人口減少社会を迎えて、例外なく厳しい病院経営・運営が求められています。本研修会では経営の鍵を握る人材確保・人材育成について、相澤孝夫学会長をはじめとする役員に率直かつ実践的な話をいただく予定です。受講いただく病院、職場に役立つ研修会となるよう企画しましたのでご参加をお待ちしています。
多職種連携の重要性が叫ばれるようになって久しく、IPE(多職種連携教育)なども様々な場面で提供あれるようになりました。一方でこれだけ長きにわたり必要性が唱えられ、多職種連携の必要性に異を唱える人もほとんどいない中においても実際の医療現場では連携を起因とした様々な諸問題が未だあるというのが実情です。
私たちは「取り組み自体が愉しくなければ、組織変革は難しい」と考えています。医療従事者の皆さんの中には、自分の職業に誇りを持ち、使命感を持って働き始めた方が沢山いらっしゃいます。ヒポクラテスの誓いやナイチンゲール誓詞には、言葉以上の何かを感じる方もおられると思います。
全国病院経営管理学会 看護業務委員会では、2023年度のテーマを「看護師として自ら学び続けるための支援 ~実践から考える自己調整学習~」とし、「看護師の生涯学習」支援への実例を通して、主体的な学習を支援するポイントを掴み、自施設での取り組みをグループで相談できることを目標とする集談会を企画いたしました。後半のグループワークでは、自己調整学習の理解を深め、支援について議論を深めていきます。皆様のご参加をお待ちしております。
診療放射線業務委員会では、2023年度報告会を1.「放射線部門のQI(機能指標調査)報告」、2. 「放射線部門の職場環境~職場環境の変化と時代に適応した体制を考える~」をテーマとして開催します。今年度、本委員会では、近年、様々な時代の変化に対応すべく、各施設の管理者がどのような考えで、どのように取り組みをしているかについてそれらの問題点や一対応策などを調査し、有益な情報を共有できると考え、アンケート調査を実施いたしました。
今年度の臨床検査業務委員会では、「選ばれる臨床検査室」をテーマに日臨技品質保証施設認証制度や管理監督職が人材育成について調査・研究を行ってまいりました。そこで、本委員会が行った調査・研究の成果として、9月に実施したアンケート調査の結果報告、特別講演2題、品質保証施設認証制度受審の事例、人事戦略の事例を発表する報告会を企画いたしました。
平素より、当学会の運営にご協力を賜り厚く御礼申し上げます。長く続いたコロナ禍もようやく終焉の見通しが見え始め、ウィズコロナを考える事が重要なテーマとなってまいりました。今回の研修会では、これからの病院経営を担う中堅管理者を対象に、人材育成を取り上げました。
特に人事管理・労務管理は「医師の働き方改革」を始め全職員的な愁眉の課題です。
全国病院経営管理学会 経営企画委員会では、2022年度からの当学会の研究テーマである「変わるニーズ、求められる医療提供体制を超えて、選ばれる病院へ!」に関連し、「選ばれる病院となるための広報業務への取り組み」をテーマに、各施設の広報業務への取り組み状況や実践例等につき調査・研究を行ってまいりました。