令和6年能登半島地震で恵寿総合病院は震度6強の地震に見舞われた。七尾市内に甚大な被害が襲った。地震によって、たくさんの家屋が倒壊し、水道と下水は断裂、液状化被害も甚大であった。その中で、恵寿総合病院は、2007年の能登半島地震の経験と、2011年の東日本大震災のたくさんの経験知を学習し、「想定外を想定して」、BCM/BCP(Business Continuity Management/Business Continuity Plan)を整備してきた。基本は二重化だ。
多職種連携は、患者や利用者の問題解決における質向上や効率性が高まるなどの利点がある一方で、意見調整に時間がかかるなどの非効率性や役割混乱や葛藤の出現など専門職の不利益が生じることあると指摘されています。災害発生時の医療活動で利点を生かした多職種連携を実現するための方略をともに考えてみませんか。
社会医療法人誠光会は、2006年に大規模病院を建築した後、赤字が続き経営破綻寸前の状態となりました。そこから様々な改善活動を経て黒字化を果たしましたが、その根幹は職員の経営意識を醸成することでした。今回は、黒字化を果たした後、経営意識を持った現場のリーダーが自らの部門のマネジメントを行う上で重要と考えるデータをタイムリーに職員に提供することで組織行動を変えていったDXの取り組みを中心にご紹介いたします。
経営力とは、戦略の妥当性×実行力といえます。いかに優れた戦略を立案したとしても、効果的に実行されなければ病院は成長発展しません。しかも、この実行力は職員に無理やりやらせきる力ではなく、主体的に取り組むように促す力、すなわち職員のパフォーマンスを高めるマネジメント力が特に今の時代に求められています。今回の研修では、職員のパフォーマンスを高めるマネジメントについて、病院全体、チーム単位のそれぞれのレベルにおいて、職員のパフォーマンスを高める実践的なマネジメントを解説します
人権意識の高まる今日において、ふさわしくない不用意な発言の例を挙げ、「自分は同じような発言をしていないか」確認し、危機意識をもっていただくことを目的としています。管理職の方は責任ある立場であり、自分の発言の影響度が高いことを理解していただきつつ、不用意な発言をしないために具体的にどのようなことを意識すべきか学びます
ICT・デジタル技術の発展は、音声で家電を操作したり、出勤しなくてもテレワークで仕事に従事したりと、私たちの生活のあり方を大きく変えています。これは、高齢者や障害児(者)の生活にとってもさまざまな可能性を生み出しています。例えば、わずかしか体が動かなくてもパソコン操作を可能にしたり、難聴があってもリアルタイムに文字データに変換してくれて会話を可能にしたりする技術が日常となっています。
2024年の診療報酬改定は、とても厳しいものとなりました。実質マイナスの改定なだけでなく複雑です。現在、事務系の人材の採用は、一般企業の賃金が上昇傾向にあることもあり、厳しくなっています。これは他職種も同様となっています。そこで、どのように人材を採用し、教育することにより仕事の効率性を高めていくのかについて説明します。
本年は2025年問題として目標にしてきた年ですが、本格的な超高齢・人口減少社会を迎えて、例外なく厳しい病院経営・運営が求められています。本研修会では経営の鍵を握る人材確保・人材育成について、相澤孝夫学会長をはじめとする役員に率直かつ実践的な話をいただく予定です。受講いただく病院、職場に役立つ研修会となるよう企画しましたのでご参加をお待ちしています。